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レンズ越しに見る肥満 —
内側からの真実
(本記事は、ノボ ノルディスク グローバルが作成した記事の翻訳版です。本記事における肥満は、海外の肥満の考えを述べています。)
“レンズ越しに見る肥満 — 内側からの真実”では、サラ、アビゲイル、そしてウィンフォードのストーリーにレンズを当てます。この3人は、世界中で6億5,000万人以上が影響を受けている慢性疾患である肥満とともに生きています。英国の写真家、アビー トレイラー スミスが撮影した一連のポートレートを通じて、この疾患やスティグマの重荷に向き合う3人の努力に焦点を当てます。
“虐待された人や、過去のトラウマなどを抱えた人は、食べ物が心の支えになると聞きます。私の場合、9歳で祖母が亡くなったときにそれを経験しました。その日は、いつも学校に迎えに来てくれる祖母を待っていましたが、祖母は来ませんでした。祖母は交通事故で亡くなっていたのです。その日から、私は彼女の死について自分を責め続けました。
母は愛情のある人でしたが、よく私にはその服は着られないと言いました。私は友人と同じ服を着たかったのですが、母はこう言いました。私にはその服は着られない、私の体型は彼女たちとは違うのだから、と。その言葉によって私は他の人たちとは違うのだと自覚し、そのことをすごく気にするようになりました。
今、私は娘のエミリーにとても愛情と情熱を注いでいます。私はエミリーには絶対に自分の見た目のことで悩んでほしくありません。彼女に「今の自分ではダメなんだ」なんて思ってほしくありません。私が初めて妊娠したいと思った時、自分の体型が問題になるとは思いませんでした。自分が赤ちゃんを産めるかどうかなんて誰もわかりませんが、結果的に私の体型は問題にならず、私は妊娠することができました。ポジティブな気持ちになり、自分のお腹周りのことがあまり気にならなくなりました。だって私のお腹の中には赤ちゃんがいるんですから。妊娠したことで、自分の体を別の視点から見ることができたのです。”
“大学に入学した時のサイズは14 (日本の13号サイズ) でしたが、卒業する頃には18 (日本の17号サイズ)
になっていました。私は夜型の生活をしていて、夜遅くに食べながらレポートを書くという絶対にやるべきではないことをしていました。最終学年の時に親友が亡くなったことで、私はどん底に落ちました。そして人付き合いもできなくなりました。長い間食欲もありませんでしたが、食欲が戻った時には不適切な時間に不適切なものをただただ食べていました。いつ何を食べるべきかなんて私にはどうでも良かったのです。
ある番組に看護師役で出演が決まった時のことです。撮影の2日前に電話がかかってきて、降板になったと言われました。理由を聞くと、「看護師の制服があなたには入らないとわかったから」と。私は完全に打ちのめされショックを受けました。そして何て薄っぺらいんだろうと思いました。彼らは私に役のオファーをした時に私のサイズは全て知っていたはずなのに。私はテレビや映画や舞台の役を得るために、体重を半分に落とさなきゃいけないなんて思いたくありません。
私は普通の人より大きいからといって不安を抱えて生きていくつもりはありません。そう、私は大きいです。減量できたらいいとは思いますが、太っている自分に落ち込んだりはしません。”
“私の理想的な体重は80
kg程度のようですが、これまでの人生で一度もその体重になったことはありません。どうしたらその体重になれるのかも分かりません。しかし、私は減量に向けて前進しています。定期的に体重を測り、記録をつけています。
人はよく私のお腹を軽くたたいて、「ああ、運動を続けているんだね」などと言います。失礼ですよね。でも、もし私がパーキンソン病であれば、震えを止めるため私をつかんだりはしないでしょう。
食べる量を減らし、もっと運動をするようにと言われることにうんざりしています。私はできることはすべてやっています。週3回ジムに行き、週2回自転車をこぎ、隔週でウォーキングをしています。ジャンクフードは食べません。食事はすべて自炊です。私は自分にできる最大限の努力をしています。”
「レンズ越しに見る肥満 — 内側からの真実」は、写真家アビー トレイラー スミス氏の協力の下、ノボ ノルディスクが資金を提供し制作されました。
(本記事は、ノボ ノルディスク グローバルが作成した記事の翻訳版です。本記事における肥満は、海外の肥満の考えを述べています。日本と海外の肥満の考え方の違いについては、「『肥満』と『肥満症』の違いとは?」をご覧ください。)
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